避難生活で誤嚥性肺炎を防ぐにはどうすればよいですか
答え
口の中を清潔に保つこと、食べるときの姿勢を整えること、むせやすい食品を避けることが基本です。1日1回しかできないときは、寝る前のケアを選んでください。
次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください
- 食事中・食後にひどくむせる、声がガラガラになる
- 熱が出て、痰がからむ、息苦しそう
- 食事量が急に減った、ぐったりしている
避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。
詳しい説明を読む
災害後は、口腔衛生の悪化・脱水・低栄養・摂食嚥下機能の低下が重なりやすく、肺炎(口の中の細菌が誤って肺に入って起きる誤嚥性肺炎を含む)や全身状態の悪化のリスクが高まると考えられています。日常的な口のケアは、そのリスクを抑えるための対策のひとつです。
姿勢を整える
床に座って床に皿を置くと、猫背であごが上がり、むせやすくなります。台や箱を使って食器の高さを上げ、あごを引いた姿勢で食べられるようにしてください。
一口量を減らし、交互に飲み込む
一度に多く口に入れず、固形物と水分を交互にとると飲み込みやすくなります。
寝る前のケアを優先する
1日に何度もできないときは、寝る前の1回をていねいに行ってください。
この回答の根拠
- 根拠の種類:
- 災害支援の実務で共有されている知見です(学術的根拠は限定的です)
- 監修の状態:
- 検証済みの既存資料からの再構成です(新規の医学的主張はしていません)
- 最終更新:
- 2026-07-31
分かっていないこと:口腔ケアと肺炎の関係については、介助者による口腔ケアを対象とした研究が知られていますが、本人が自分で行う歯磨きでどこまで差が出るかは明確ではありません。ここでは効果を断定していません。
参考にした資料
- 災害時のお口のケア(緊急ガイド)(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 高齢者・介護者向け 備えガイド(お口の防災プロジェクト/一般社団法人 日本オーラルヘルス協会)
- 被災地での健康を守るために(厚生労働省)
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この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。