Evidence

命の数字

これらは、すべて一次資料の数字です。

議員・大使・協賛企業・メディアを動かすのは、常に具体的な数字である——これが本プロジェクトの出発点です。 お口の防災が扱う10の数字は、すべて査読文献、政府公表資料、公的記録に基づく一次情報です。

これらの数字は、学術統轄・中久木康一の監修下で定期的にレビューされ、 必要に応じて更新されます。装飾のためにではなく、社会を動かす根拠として、 ひとつひとつが選ばれています。

The Ten Numbers

命を語る10の数字

災害、口腔、そして公衆衛生の接点で明らかになった事実

24%

阪神・淡路大震災 関連死の肺炎割合

1995年、日本で初めて「災害関連死」という言葉が用いられた震災。関連死921人のうち、肺炎が最大の死因群を占めた。

神戸新聞(2004年5月14日)

261+

能登半島地震 災害関連死

2024年1月発生。直接死229人を上回る関連死を記録し、「災害のかたちが変わった」ことを示した。

石川県(2024年12月時点)

39%

口腔ケアによる肺炎発症率低下

特別養護老人ホームにおいて、歯科専門職による口腔ケアを2年間継続した結果。RCT(ランダム化比較試験)。

Yoneyama T, et al. The Lancet. 1999;354:515.(1999年)

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53%

口腔ケアによる肺炎死亡率低下

同研究で確認された、肺炎による死亡率の低下。口腔ケアが「命を救う介入」であることを示した金字塔。

Yoneyama T, et al. The Lancet. 1999;354:515.(1999年)

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80%

高齢者肺炎に占める誤嚥性肺炎の割合

65歳以上の肺炎患者のうち、誤嚥性肺炎が8割以上を占める。口腔衛生と嚥下機能が命に直結する。

日本呼吸器学会

90%

阪神関連死に占める60歳以上の割合

災害関連死の犠牲は、高齢者に集中する。避難所の環境変化が基礎疾患を悪化させる構造的問題。

神戸市公表資料

1,000億

歯垢1gあたりの細菌数

糞便の密度を超える。口腔内の細菌コントロールは、全身感染症予防の上流医療である。

口腔微生物学 標準教科書

1.5兆

1日に飲み込む口腔内細菌の数

健康な成人が毎日無意識に嚥下する口腔内細菌の推定数。誤嚥すれば肺炎の原因に。

口腔微生物学 標準教科書

6位

日本の死因順位(誤嚥性肺炎)

人口動態統計で、誤嚥性肺炎は日本人の死因の上位を占め続けている。

厚生労働省 令和2年 人口動態統計(2020年)

80%

阪神関連死の発災後2ヶ月以内集中率

関連死の8割が発災後2ヶ月以内に発生。避難所から仮設住宅への移行期が最大リスク時期。

神戸市公表資料

Pivotal Study

Yoneyama 1999 — 口腔ケアが命を救う、という実証

1999年に医学誌 The Lancet に掲載された Yoneyama らの研究は、 特別養護老人ホームで歯科専門職による口腔ケアを2年間継続するランダム化比較試験により、 肺炎発症率 39% 減、肺炎死亡率 53% 減を示しました。 口腔ケアが「快適さのための習慣」ではなく「生命を守る医療的介入」であることを 世界で初めて科学的に実証した金字塔です。本プロジェクトの学術的背骨そのものです。

“Oral care reduced the incidence of pneumonia by 39% and pneumonia mortality by 53% in elderly nursing home residents.”

— Yoneyama T, Yoshida M, Matsui T, Sasaki H. The Lancet. 1999;354(9177):515.

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最終更新:(本データは学術統轄のレビューに基づき、月次で更新されます)