本文へ移動⚠ 熊本地震で被災された方へ — 水がなくてもできる歯磨き・入れ歯の対処(軽量ページ)

経口補水液は自分で作れますか。作り方を教えてください

この回答は暫定案です。専門家の確認を受けていません。判断に迷うときは、必ず医療者にご相談ください。

答え

市販の経口補水液が手に入るなら、まずそちらを使ってください。手に入らないときは、飲める水1リットルに砂糖40グラム(大さじ約4杯半)と食塩3グラム(小さじ約2分の1)を溶かす作り方が知られています。分量は必ず守り、塩は塩化カリウムを含む減塩タイプではなく、ふつうの食塩を使ってください。意識がはっきりしない方、ぐったりしている方、飲むとすぐ吐いてしまう方には、口から飲ませないでください。乳幼児、腎臓や心臓に持病がある方、透析を受けている方、水分や塩分の制限を受けている方は、飲む前に必ず医療者に相談してください。

次のようなときは、すぐに医療者へ連絡してください

  • 呼びかけへの反応が鈍い、ぐったりしている(このときは口から飲ませない)
  • 飲んでもすぐに吐いてしまい、水分がとれない(このときは口から飲ませない)
  • むせ込みが強く、飲み込めない(このときは口から飲ませない)
  • 半日以上、尿が出ない、または極端に量が少ない
  • 唇や口の中がひどく乾き、皮膚をつまむと戻りが遅い
  • けいれんを起こした

避難所にいる方は救護班・保健師へ。判断に迷うときは119番に連絡してかまいません。

作る前に必ずお読みください

市販の経口補水液が手に入る場合は、そちらを優先してください。濃すぎる液も薄すぎる液も、かえって体調を悪くすることがあります。分量は必ず守ってください。乳幼児、腎臓や心臓に持病がある方、水分や塩分の制限を受けている方、透析を受けている方は、自分の判断で飲まず、必ず医療者に相談してください。

口から飲ませてはいけないとき

次のようなときは、口から飲ませないでください。むせて気管に入り、窒息や肺炎を起こす危険があります。(1)意識がはっきりしない、呼びかけへの反応が鈍い(2)ぐったりして自分で座っていられない(3)飲んでもすぐに吐いてしまう(4)むせ込みが強く、飲み込めない。このようなときは無理に飲ませず、すぐに避難所の救護班・保健師に伝えるか、119番に連絡してください。

飲み込みに不安がある方へ

むせやすい方、ふだんからとろみをつけた飲み物を使っている方は、無理に量を飲ませないでください。上体を起こし、少量ずつ、飲み込んだことを確かめてから次を口に入れてください。むせ込んだら中止し、支援者に相談してください。口の中が乾いていると飲み込みにくくなるため、飲む前に少量の水で口の中をうるおすと楽になることがあります。このとき、ティッシュや脱脂綿など水に濡れると崩れるものを口の中に入れないでください。かけらが残ると窒息や誤嚥の原因になります。

詳しい説明を読む

発熱・下痢・嘔吐が続くと、体から水分と塩分が一緒に失われます。このとき水だけを飲んでも体にとどまりにくく、糖と塩分を一定の割合で含む経口補水液のほうが吸収されやすいと考えられています。以下は災害時に広く紹介されている作り方で、多くの場合、市販品が手に入らないときにまず試していただきたい方法です。

  1. 清潔な容器に、飲める水を1リットル用意する

    ペットボトルの水や、煮沸した水など、飲んでも安全な水を使ってください。

  2. 砂糖40グラムを入れる

    大さじ約4杯半が目安です。計量できるものがあれば、目分量ではなく量ってください。

  3. 食塩3グラムを入れる

    小さじ約2分の1が目安です。使うのは、ふつうの食塩です。塩化カリウムを含む「減塩タイプ」の塩は使わないでください。腎臓の病気がある方や、血圧の薬など一部の薬を飲んでいる方では、体に害となることがあります。塩は多すぎるとかえって害になります。少なめに感じても、勝手に足さないでください。

  4. よく混ぜて溶かす

    底に溶け残りがないよう、しっかり混ぜてください。

  5. 本人が自分で飲み込める状態か確かめる

    目がはっきり覚めていて、自分で飲み込めることを確かめてから飲ませてください。反応が鈍い、ぐったりしている、吐き続けているときは飲ませないでください。

  6. 少量ずつ、こまめに飲む

    上体を起こした姿勢で、スプーンやコップで少しずつ、間隔をあけて飲んでください。一度にたくさん飲むと吐いてしまうことがあります。むせ込んだら、いったん中止してください。

作った液はその日のうちに

作り置きした液は雑菌が増えることがあります。その日のうちに飲みきり、残りは廃棄してください。容器は使うたびに洗ってください。レモン果汁などを少量加えると飲みやすくなりますが、味を整える程度にとどめ、砂糖と塩の量は変えないでください。

この回答の根拠

根拠の種類:
災害支援の実務で共有されている知見です(学術的根拠は限定的です)
監修の状態:
暫定案です。専門家の確認を受けていません
最終更新:
2026-08-01

分かっていないこと:【要専門家確認】水1リットルに対する砂糖40グラム・食塩3グラムという分量、および飲ませ方について、監修者の確認を受けていません。分量を誤ると危険があるため、市販の経口補水液が入手できる場合はそちらを使ってください。乳幼児、腎臓・心臓の持病がある方、透析を受けている方、水分や塩分の制限がある方に、この作り方をそのまま用いてよいかは判断できません。必ず医療者に相談してください。この作り方が市販品と同等の効果をもつことを示す研究は確認できていません。脱水の程度や、口から飲ませてよいかどうかを、このページの内容だけで判断することはできません。迷うときは口から飲ませず、救護班・保健師・医療機関に相談してください。

参考にした資料

この情報は一般的な内容です。個々の症状の診断や治療方針を示すものではありません。 判断に迷うときは、医療者にご相談ください。緊急の場合は119番へ。